看護師は「白衣の天使」とも呼ばれ、日々笑顔を絶やさず懸命に働いています。しかし、そんな看護師自身は、職業柄ストレスを抱えやすく、暴飲暴食にも陥りやすく、太りやすいと言われています。実際、看護師の仕事内容を考えてみれば、食生活や生活習慣が乱れがちになるのは一目瞭然です。第一に、夜勤は太りやすくなる大きな要因として挙げられます。夜勤によって不規則な生活リズムとなれば、体内時計が狂ってしまいます。そうなると、十分な睡眠を確保できず、代謝が低下しがちになります。また、食事時間も不規則になりやすく、深夜にカップ麺や菓子パンに手が伸びてしまうこともあるでしょう。それに加えて、ストレスから甘いものを過食してしまう看護師も多いようです。このような勤務形態と食習慣の乱れは、体重増加を促進してしまいます。
しかし、だからといって諦めて放置してしまえば、あっという間にメタボ体型に近づいてしまいます。看護師自身の体調管理という意味でも、太らない生活習慣は意識しておきたいところです。そのためには、ちょっとした意識を持ち、工夫を凝らすことが大切です。例えば、食事はできるだけ決まった時間に食べるように心がけ、野菜やタンパク質を意識して摂るようにしましょう。間食は、ナッツ類やヨーグルトなど、健康的で腹持ちの良いものを選ぶのがおすすめです。また、忙しい中でも、階段を使う、ストレッチをするなど、軽い運動を生活に取り入れるだけでも体に良い影響を与えられます。健康的な体作りは、自分自身はもちろん、患者のためにもなります。無理はせず、できることを少しずつ取り入れて、太りにくい習慣を身につけていきましょう。